二部式帯 毛嫌いしないで下さいまし
- 2011.09.24(土)
- おすすめメモ
「二部式帯を作っています」と言うと、「帯を切るなんて!」とか「帯がかわいそう!」と
よく言われます。
わざわざ切ってないんですけどねぇ~。
もちろん機にかけて織られた帯・・・すてきです。
丁寧に手描きされた帯・・・すてきです。
その他に 好きな布がちょこっとあるんだけど、
それを生かして主人公にする方法のひとつとして、
二部式帯もあってもいいのになぁ~と思います。
たとえばこの黒白の生地は新井淳一さんのニット素材のものです。
布好きなら判っていただけると思いますが、好きな布はとことん生かしてやりたい!
そこで楽しい布あわせが始まるのです・・・。
テイストとか質感をどう合わせるか! 神経使いますが至福の時間です。
二部式だからお太鼓や帯の前柄の場所が判りやすくて、いろいろ遊べるのです。
ニット素材が伸びないように、裏はしっかりした生地を使ったり、
お太鼓 まっすぐのつもりがちょっと斜めになって面白くなったり、
楽しい帯の出来上がりです。
こういう帯もちょっと仲間にいても、楽しいですよ!