もりたの二部式帯物語④

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 しかし、二部式帯と言いながら、二つに分かれてへんのは、あかん!

 又 教科書探しを開始しまして、見つけたのが 装丁家の林佳恵さんの御本でした。

 ちょうど京都で開催された講演会も拝聴し、

 「スカーレットオハラのように」カーテン地で二部式帯を作ろう!

 と、決意も新たに縫い始めました。

 布は 着物を着たい!と思って街をうろうろしていた時にカーテン屋さんで見つけたものです。

 この布は二重組織になっていて、黒い布の上に水玉に穴が開いた白い布が乗っています。

 
 はい! そこのあなたの思われた通り!! 

 縫いにくいでっす!!

 でも帯にしてみると、いい感じだと思われませんか?

 どうせ自分で帯を作るなら、面白い帯を作りたい!

 これは 今でも 私の二部式帯作りの基本です。

 すれ違う人がニコッと笑顔になるような・・・そんな帯を作りたいといつも思っています。

 面白い素材感のある布は、私の遊び心を大いに満足させてくれるものです。

 たとえ縫いにくい布でも、いや縫いにくい布だからこそ、

 帯にしてみると、とても面白いものになるんですよ!

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